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第4章 700万円台注文住宅の建築奮闘記その1

700万円台という金額で他の設計事務所・ハウスメーカー・工務店が家を建てることが出来ますか?
私は、本体工事・付帯費用・税金・設計料・解体費など、建築時にかかる費用をすべて合わせて1000万円で建てたんです。
中身も屋根は50年保証のアルメットルーフィング・鏡面オールスライド人造大理石キッチンなど、豪華(?)な仕様の家です。
リフォームの値段で、新築注文住宅を手にしたのです。
この日記は、お金がなくても家が欲しい人、売れそうもないマンション所有の方に夢と希望と勇気を与える日記です。
ぜひ読んでください。


お金がなくても家が欲しい方や売れそうもないマンション所有の方に、夢と希望と勇気を与える日記です。お金のある人・ない人も建築条件なしの土地を購入すれば、格安注文住宅の取得チャンスです!本当に必見!注文住宅なら、何でも自分で気に入ったものが選べるのです!建て売りやリフォームで選べるのは、ほんの一部分です。いいですよ、注文建築住宅は!

ことわっておきますが、私は我が家を建ててくれた宮本建設の回し者ではありませんし、自慢しているわけでもありません(マンションの残債で私もローン総額は3000万円オーバーしています)。
実際、日本の建築業界は不透明で建築費も高く、私は傲慢で横柄なこの業界を変えて、一人でも多くの人が安くてよい家に住めるようにしていきたいと思っています。
私はお金がなくても家が欲しい人に、多少の夢と希望と勇気を与えたいのです。

バブル時、私は22歳で40㎡のマンションを購入しました。
「このご時世では一生、マンション住いだ」
とあきらめて、昨年末(平成13年)に新車でエルグランドをローンで購入。ところが、結婚して子供ができると、庭が欲しいし、管理費と駐車場代が無駄と思い、一戸建て購入を決意、昨年から行動を開始しました。
しかし、不動産屋に行くと、
「こういうマンションは売れないしね……」
「車をローンで買ってると住み替えは不可能ですよ」とほとんど門前払いでした。

でも、転機が訪れました。今年の6月に新聞のチラシで『駅から5分で古屋付き920万建物込み総額1980万円』を発見。早速、不動産屋に連絡すると、
「マンションは買取できますよ。車も乗っていて大丈夫です」とかなりの好感触。


●家を建てる前の私の状況

バブル期真っ只中の22歳の春(平成元年)、私は2500万円+諸費用150万円で福生の駅からバス10分の鉄骨ラーメン構造の3階建て、自主管理の8世帯しか入れない40㎡の3DKマンションを購入しました。
これを転がして、一戸建てだ、と考えていたら、あっと言う間にバブルは泡となって消滅。慌てた私は半年に1回の割合で不動産の売りに奔走するが、すべての不動産屋に「こういうマンションは売れないしね」「車をローンで買ってると住み替えは不可能ですよ」(車はいつも3年おきにローンで購入のため)とほとんど門前払いでした。
売れないマンションを所有したまま、平成14年を迎えてしまっていたのです。


●家を探し始めたキッカケ

私が家を持ちたくなったのは、妻が「どうしてもマンション暮らしは嫌だ。土がないし、駐車場代や管理費がもったいない。壁に防音材が入っていても、隣の音が聞こえるし、我が家の音も漏れる。それに3DKの間取りが悪く狭い。40㎡そこそこで3部屋は無謀に近い……」と、毎日言い続けたからです。
私もこのマンションに50歳過ぎまで住み続けると思うと、ゾッとします。
我が家の子供たち、芽生(メイ)と怜生(レイ)は隣によく遊んでくれる三姉妹のお姉ちゃんがいるので
「ここにずっといたい!でも、マンションは嫌い!」
とわけのわからないことを言ったりする。それで、毎週末は新聞のチラシで不動産を専門に、紙に穴が開きそうなくらい”熱視線”で二時間隈なく見ていました。

当初は、別に建て売りでも中古でもかまわないと思っていました。とにかく、マンションを出られればいいと思っていたのです。
まずは、不動産屋に行き物件巡りです。チラシに載っている2500万円までの物件で、住みたい地域の物件はほとんど見ました。でも、マンションを持っているとわかると、どこの不動産屋もトークダウンです。
最初の頃は、妻も不動産屋に行くのを嫌がり、
「行くだけ、無駄だって、マンションの話をするとどこも”帰って”って顔するしガッカリするだけだもの」と、あきらめかけていました。
でも私は、絶対に親身になってくれる不動産屋がいると信じ単独でも動きました。

さっきも触れましたが別に建て売りでも中古でもかまわないと思っていました。まさかそんな自分に注文建築が建てられるとはまったく思っていませんでした。
でも、とうとう現れたのです。いい不動産屋さんが!運命の出会いです。それは1枚のB5サイズの小さいチラシから始まりました。


●神様に見えた不動産屋

それまではどこの不動産屋からも相手にされなかった私たちには、その不動産屋さんは神様に見えるほどでした。でも、土地が売れてしまっては話がなしになります。
早速、土地の手付金30万円を支払い、売買契約を交わしました。次は、マンションの専任媒介です。査定の900万円弱で売りに出しました。問い合わせはあるのですが、まったく売れません。土地の白紙解約条件の期限が迫り、仕方なく買取りをお願いしました。結果は550万円でした。
なんと、2500万円で買ったマンションが12年でたった550万円。でも、家を買うためにはしょうがないか……トホホ……。


●我が家のプラン

25坪の敷地しかないのに、これだけは譲れないという条件が私たちにはありました。
まず、車2台分の駐車スペースと10㎡以上の庭です。次に、1・2階にトイレ、3部屋以上で一つは和室、勝手口や床下収納やある程度のバルコニーがあること、LDKから階段で2階へ上がり収納は各部屋一つ以上でカウンターキッチン、というものです。

まあ、どこの建て売りでもある装備ですが、車2台分の駐車スペースはかなり無謀です。それも、設計料・申請書類費・給排水工事・解体工事・外構工事・消費税を含んで1000万円が絶対条件です。これをすべてクリアする工務店が現れるのでしょうか?
「でも、これぐらいはできるよ!」と珍しく、妻と意見が合いました。


●建設会社選び

最初は、不動産屋に紹介してもらった建築事務所でプランをたててもらったのですが、「25坪の土地でこの建蔽率・容積率ですと、約20坪の家が建つことになりますから単価は通常、30坪住宅の単価42万円の8万円アップで50万円ですね。15坪~25坪程度の狭い家でも装備は一緒だから、加工などの手間が余計にかかる分、坪単価は上がるのですよ」と言われ、がっかりです。

しかしすぐに、「なぜだ、チラシにはフリープランで総額1980万円と書いてあったじゃないか。これでは、家だけで1000万円ではないか、話が違う!」と怒りがこみあげてきました。

「住宅メーカーのサイトでは給排水工事・外構工事・解体工事は別途らしい。マンションの残債もかなり残っているし、土地代もいる。それに諸費用や手数料もかかる。これではとてつもない金額になってしまう」と思い、やっぱり、自分で探そうということになったのです。