02.第二章 Feed

第2章 ローコスト住宅にチャレンジ

●ポイント1

まずは、近所で評判の安く家を建てる工務店・FC住宅メーカー・建設会社などで予算を掲示して1、2社見積もりを取ります。予算に近ければOKです。それを”元祖叩き台”にして保管してください。以後は、その一番安い見積もり書・図面が基準になります。この”新叩き台”を持参して、思い当たる工務店・FC住宅メーカー・建設会社に見積もりしてもらいましょう。

そして、値段の下限限界を感じたら、オプションや設備品でのサービスをお願いしてみましょう。

施工側にとっては、お金でサービスするよりも安く購入できるので、建具や備品のサービスの方が助かるのです。ハンコを手に持ってチラつかせ交渉するともっと良いでしょう。(笑)

※編集部補足:ハンコ持参は「すぐにでも契約しますよ」の意思表示。それだけ本気だと思ってくれるでしょう。でも、これは、事前にきちんと契約内容を把握した上でなせる技です。間違っても、じっくりと精査せずに押印などはしないようにしましょう!


●ポイント2

打ち合わせは必ず契約する会社で行うかメールでのやりとりになるので、金額的に安くなるかを聞くこと。打ち合わせが自宅や近所の喫茶店などになると、請負業者の負担になります。度重なる打ち合わせは交通費や人件費がバカになりません。”こちらから出向く、簡単なことはメールで”を強調して、コストダウンを図りましょう。


●ポイント3

建具は一つのメーカーで統一をする。
ドア・サッシュ・洗面・バス・キッチンなどをすべて一つのメーカーから購入する。家電製品などで皆さんもご存知だと思いますが、まとめ買いは安く買えるコツです。メーカーを一つにしたから選べないということはまったくありませんし、逆に統一されていれば見栄えがよいのです。契約する会社には頻繁に使うメーカーが必ず1社はあるはずなので、そのメーカーを選びます。頻繁に使うメーカーが値引き率も高いのです。


●ポイント4

シンプルな外観にしましょう。屋根は片流れか勾配のない屋根にします。凸凹した外観は四角形よりも材料を多く使います。当然、コストもかかります。どこかにこだわりを持ちたいという気持ちはわかりますが、それは他の所で考えましょう。


●ポイント5

できるだけ、水廻りは集中させる。配管や手間などの配慮からできればやったほうがいいでしょう。主婦の立場からすれば、そのほうが断然動きやすくなります。



●ポイント6

間仕切りは少なく。
これは、ローコスト住宅では当然のことらしいのですが、我が家は違うので強くは言えません。壁が家の中にたくさんあれば当然、材料費や人件費がかかります。
「お金に余裕ができてから部屋を分ければ……」は施工側の作戦です。貧乏暇なしは庶民の常です。現在も将来も、お金の余裕はないでしょうから……。


●ポイント7

「ここが我が家のこだわり」の部分は少なめに。
ローコスト住宅はお金がかかっていません。ですから、目を見張るような部分は少なくなります。ただ折角建てるのですから、これだけは譲れないという最低限のこだわり部分は持ちたいものです。世間一般レベルでもいいのです。
自分が満足する部分を持つことで、家に親しみが持て飽きずに長く住めます。ちなみに我が家のこだわりは50年保証の赤・黒ツートンの屋根です。


●ポイント8

マンションなどを買い替えて家を建てる方は買い取りのできる不動産屋を選びましょう。
最近の不動産業界は不況でマンションはよほど立地条件がよくないと売れないのが現状です。不動産屋も数多く回って、親身になってくれる買い取りの出来る不動産屋にすべきです。


●ポイント9

建築条件付の土地が違約金なしで買えるか聞いてみましょう。
不動産屋も商売ですから、売れそうな土地は、必ず建築条件付です。気に入った土地があれば、違約金なしで買えるか聞いてみましょう。無理であれば、建築条件なしの土地を探しましょう。一般的に建築条件なしの土地は安く、安いだけの何等かの理由があるでしょうが、地盤改良を行えばシッカリとした土地になります。安いぶん、ある程度お金もかけられます、施工者に相談してみましょう。


●ポイント10

我が家の700万円台住宅は新聞社も注目の家です。新聞の見開き2ページに渡って掲載されました。この記事を持って工務店・FC住宅メーカー・建設会社に殴りこみましょう!きっとよい結果がでる?と思います。

※編集部補足:私たちが公開しておりますので、現在は、記事だけではなく、このサイトが証拠です(笑)。ポイントは、見積りを精査した上で、ちょっと高いかな…と思った時に、参考になりそうな部分をプリントアウトして持参するのもアリでしょう。


●ポイント10の補足

新健ハウジング(2003年8月10日号1・5面より)

「予算が厳しい、その一方で要望が多い。毎日のように現場を見に来る。疑問点をメールでドンドン送ってきて、家づくりの過程をホームページで公開する。こんな浜口さん一家のような施主は、できれば断りたいと思う施工業者は多いと思える。しかし、それは施工業者側に立ったこれまでの論理であり、施主側はすでにドンドン変わり始めている。

これまでの施工業者側はコストや建築方法などの、施主側には見えない、”ブラックボックス”を維持し続け、それを利益の根源としてきた。しかし、今日、浜口さん一家にみられるように、施主側はこの”ブラックボックス”のオープン化を望み、すべてを納得した上での家づくり―不要なものを省き、よい材料で安く家を建てたい―を考えており、そうした人は確実に増えつつある。

こうしてみると、浜口さん一家の家づくりは、施主側の本来のニーズに沿った当然のものである。施主側が変り始めた今、施工業者側も意識を変えていかなければ、生き残ることは不可能であろう。」

このコメントは、施工業者側(建築関係)グループの新聞社の新聞に掲載された一部分である。このように、施工業者側にも時代の流れに沿って、生き残るために何をすべきかの警告を発し、意識改革を促している。また、施主側のあり方もアドバイスしており、大変よい文章である。


●ポイント11

当たり前のことですが、これは大事なことです。
必ず決めた約束事は、文章(紙)で残しましょう(施工側のサインやハンコがあればなお良)。一枚で不安な方は、コピーをとってなくさないように大切に保管しましょう。メールのやりとりも保存しておいて下さい。大切です。
口約束ほど怖いものはありません。だって、証拠がないのですから。


●ポイント12

サイトを開設して、さまざまな建築関係の人と仲良くなれました(特に設計事務所の方)。数人の方からの意見では、この値段でこの仕様で700万円台で建てることは決して不可能ではないそうです。ただ、利益はごく小額。

施主が熱心で「この人だったら建ててあげたい」と思えれば実現できることらしいです。
職人さんにも「建て売りは安ければ500万円~600万円で実際はできるんだよ」とも聞いています。

それでも、良い建て売りは問題なく十年以上住めます。勇気と熱意をもって交渉しましょう。同じ工法・間取り・仕様であれば、同程度の見積もりが出来てくるのが当たり前です。宣伝費・人件費は会社によって違いますが、数百万も差がでることはありません。百万前後の違いだと思います。そのことを頭に入れて打ち合わせして下さい。